境界知能(IQ70〜85)の子の高校受験は、親に大きな負担と不安を与えます。
• 「勉強が苦手なのに、本当に受験できるの?」
• 「公立と私立はどちらが合う?」
• 「内申点が低いけど大丈夫?」
• 「面接で何を言えばいいの?」
こうした不安を、この記事で一つずつ整理していきます。
境界知能の子が実際に合格していく “現実的なルート” を徹底的にわかりやすく説明します。
境界知能は、一般にIQ70〜85前後とされる範囲を参考にしています。グレーゾーンは、発達障害なども含めた、診断だけでは分けきれない状態を指しています。
◆ 1. 境界知能の子の高校受験は「不安を感じて当然」です
境界知能の子は、
• 勉強の定着が遅い
• テスト点が安定しない
• 忘れ物・提出物で内申点が落ちやすい
• 自己管理が苦手
といった特性があり、中学の定期テスト型の学力評価に向いていません。
だからこそ、受験が近づくほど親だけが不安を抱えてしまうことが多いのです。

安心してください。私も同じでしたが、子供は普通学校に行って、今、楽しい高校生活を過ごしています。
つまり、きちんとした対策で、楽しい高校生活を送れます。
◆ 2. 境界知能の子にも“合格しやすいルート”は複数あります
境界知能の子の場合、一般的な学力勝負だけでなく、
● 推薦
● 面接重視
● 併願確約
● 基礎学力テスト中心の学校
● 通いやすい中堅〜基礎クラスの私立
など、学力以外でカバーできる受験ルートが多いという強みがあります。
◆ 3. 公立高校の合格ルート|内申点と面接のバランス
境界知能の子が公立を目指す場合、次のポイントを抑える必要があります。
● 公立の成功パターン
① 内申点を絶対に確保する
境界知能の子は提出物が苦手なので、
• 宿題
• プリント
• ワーク提出
を親がサポートするだけで内申が大きく伸びます。
② 面接が重視される学校を選ぶ
公立でも面接比率が高い学校があります。境界知能の子は、練習すれば面接で加点を狙えます。

面接を行うときは、入室するところからやりましょう。制服で練習するのもいい方法です。まったく同じ状況で行うことで、本番も緊張せずに行えます。
③ 学校見学で自分に合う高校か、印象で決める
学校見学で、自分に合う高校かを決めましょう。たとえば、教室のきれいさ、机にいたずら書きなどがないか、見学に来ているほかの生徒の印象でも、その高校の情報がわかります。

1番の情報収集は「見る」こと。まさに百聞は一見に如かず、です。
私の子供も学校見学に行ったときに、ある公立高校だけ「絶対に嫌」と言っていました。
● 公立でのリスク
• 内申が取れない
• 課題が重すぎて潰れる
• 進級が厳しい学校が多い
1番の懸念点は「進級」です。留年は何としても避けたいところ。合う学校かどうかは慎重に見極める必要があります。
◆ 4. 私立高校の合格ルート|境界知能の子は私立が合いやすい
私立は学校によって大きく違いますが、境界知能の子には“強いメリット”があります。
● 私立の成功パターン
① 併願確約を取る
色々な高校を受験すれば、受かる確率が、2倍・3倍となります。
② 基礎クラス・普通クラスがある学校を選ぶ
境界知能の子が溶け込みやすいのが、こういったクラス。

私の子供も、このクラスに通っています。
③ 面接重視の学校を選ぶ
コミュニケーションが取りやすい子なら特に有利。

私の子供は、面接だけの入試にしました。今は少子化で、学校経営が難しいので、探せば、このような学校もあります。
④ 少人数制の学校を選ぶ
手厚く見てもらえるメリットが大きい。
● 私立での注意点
• 費用が大きい(→高校無償化であっても)
• 学校ごとの差が激しい
必ず見学し、“支援力のある学校” を見つけることが鍵です。
◆ 5. 3つの主要ルート別|境界知能の子の合格可能性
境界知能の子の進路アドバイスで最も多いのは、次の3つのルートです。
【ルート1】私立基礎クラス+併願確約
合格率:高
安定度:非常に高い
おすすめ度:★★★★★
最も不安が少ないルート。
基礎クラスのある私立は、境界知能の子に最も向きます。
【ルート2】公立の面接重視校+私立併願
合格率:中~高
安定度:非常に高い
おすすめ度:★★★★☆
面接対策で大きくプラスになる。IQ80以上なら、よりいい方法かなと思います。
【ルート3】私立のみ受験(単願)
合格率:非常に高い
安定度:低
おすすめ度:★★★★☆
先ほどのお話しと被りますが「面接だけ」「内申点と面接だけ」といった条件として、私立単願があります。

うちの子供はこれでした。面接と内申点なので、学科試験のリスクを負わずに、合格を勝ち取れます。
◆ 6. 面接は「努力で勝てる」最大の武器
境界知能の子は、
• 素直
• 真面目
• しっかり練習すれば形になる
という特徴があり、面接での評価が高くなる傾向があります。
● 面接で必ず押さえるべき3点
- “この学校に行きたい理由”を具体的に言えるか
- 中学で頑張ったことを1つに絞る
- 困ったときにどう対処するかを伝える
境界知能の子は、話をまとめるのが苦手なので、親が「短い文章」で整理してあげると大きく伸びます。
◆ 7. 親ができる“現実的な受験サポート”とは?
境界知能の子の高校受験で、親の役割は「勉強をさせること」ではありません。
親が本当にやるべきことはこれだけ
① 提出物の管理をサポートする
内申点が伸びます。また、学校への文章にも、そのあたりの記載を望める場合も出てきます。
② 忘れ物防止のシステムを作る
内申点は、毎日の積み重ね。忘れ物防止は高校に入ってからも、大事ですからね。
③ 勉強のやり方をシンプルにする
複雑な計画は逆効果。シンプルに行うことで、テストでも、内申点を取りに行きましょう。
④ 子どもの“ペース”を守る
勉強量より継続。短期で力をつけるのは、ワーキングメモリが低い境界知能の子供にとって、難しいです。継続して、長期記憶を使いましょう。
⑤ 不安を受け止める
境界知能の子に限らず、子供は受験前、不安になります。そこを寄り添い、親子で乗り越えましょう。
◆ 8. まとめ|境界知能の子の受験は「戦略」で合格できる
境界知能の子は、勉強をしても点数が上がりにくい特性があります。
だからこそ、
• 合う学校を選ぶ
• 合格しやすいルートを選ぶ
• 面接を武器にする
• 親のサポートを最適化する
これだけで、合格率は大きく上がります。
高校受験は、「頑張り方」を間違えなければ、境界知能の子でも確実に突破できます。

実際に私もそうでした。IQ72だと知った中学2年の時。私は普通高校もあきらめる必要があると、思いました。
それが、入試体系を色々調べると、面接だけで受かる高校があったのです。
そこにチャレンジすれば、もしかしたら。そういった淡い期待は、現実のものとなり、今、子供は笑顔で高校に通っています。
私と同じように、あなたとお子さんにとって、最適な進路が見つかれますように。

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