境界知能の中学生は定期テストで何点を目指す?現実的な勉強戦略

「境界知能(IQ70〜85)の中学生は、定期テストで何点くらい取れれば良いの?」
「周りが400点、300点取る中で、うちはどうすれば…?」
「努力しているのに点が伸びなくて、本人が落ち込んでいる」

こうした悩みは非常に多いものです。

結論から言うと、境界知能の子にとっては、

“平均点いけば、十分”
“教科ごとに目標設定を変えるべき”

というのが現実的かつ成功しやすい戦略です。

本記事では、

• 境界知能の中学生が目指すべき定期テストの点数
• 教科別の現実的な目標
• 今日からできる現実的な勉強戦略
• 成績が伸びづらい理由と向き合い方

を詳しく解説します。


■結論:境界知能の子は「IQごとに細かく設定する」のが現実的

私にはIQ72の長男、IQ73の次男がいます。その体験も合わせると、境界知能の中学生の場合、よりIQで細分化しておくべきです。

  • IQが81~85の子供の目安は、180~250点
  • IQが76~80の目安は、140~200点
  • IQが70~75の目安は、100~150点

で問題ありません。
これは「手を抜いて良い」という意味ではなく、特性に合った現実的なラインで成功体験を積むための目標設定です。


■教科別の“現実的な目標ライン”

境界知能の特性(ワーキングメモリの弱さ、抽象理解の困難さ、暗記の苦手さ)を考えると、
教科ごとに目標は以下のようになります。

IQ81~85の場合

●国語:35〜50点
●数学:30〜45点
●英語:30〜45点
●理科:35〜50点
●社会:40〜55点

IQ76~80の場合

●国語:30〜40点
●数学:25〜35点
●英語:25〜35点
●理科:25〜40点
●社会:30〜40点

IQ70~85の場合

●すべて 20~30点

その子の得意・不得意を見て。できれば、3割を取れるようにします。


■境界知能の中学生が伸びにくい理由(一般の子とは違う)

境界知能の子が定期テストで点を伸ばしにくいのには理由があります。

• ワーキングメモリが弱く、授業内容を保持しづらい
• 聞いた情報・読んだ情報がすぐ抜けてしまう
• 抽象的な説明(数学・理科)が理解しづらい
• 暗記の定着に大量の反復が必要
• 「できる日」「できない日」の差が大きい
• 問題文が長くなると、読むだけで疲れてしまう

決して「努力不足」ではありません。
脳の特性に合った学び方をしないと、成果が出にくいだけです。


■現実的な勉強戦略①:テスト範囲の“優先度”をつける

境界知能の子に「全部覚えなさい」は不可能です。
まずは以下の優先順位で取り組みます。

【最優先】

• 教科書太字
• 単語・計算
• 小テスト範囲
• ワークの基礎問題

【優先度中】

• ワークの応用
• 一問一答


【優先度低】

(無理してやらない)
• 発展問題
• 長文問題
• 難しい計算
• 資料読み取りの応用

この“やらなくていい部分”を決めるのが非常に大事です。

うちの子供も、最優先のみで、精一杯でした。

「IQ76~80は、優先度 中」まで

「IQ81以上は、優先度 低を少しでもやる」

これでいいかと思います。


■現実的な勉強戦略②:テスト勉強は「2週間前から」ではなく“3週間前”が正解

境界知能の子は、通常の中学生の2倍以上の反復が必要です。

●おすすめのスケジュール

• 3週間前:ワーク1周目をゆっくり開始
• 2週間前:ワーク2周目で理解を深める
• 1週間前:重要問題だけ3周目
• 前日:暗記だけ見直す

ギリギリに始めると記憶が定着しません。


■現実的な勉強戦略③:短時間×分割学習が効果的

境界知能の子は集中力が続きにくいので、

●15分 × 3セット

が最も効果的です。

• 15分(英語単語)
• 休憩
• 15分(数学計算)
• 休憩
• 15分(社会用語)


■現実的な勉強戦略④:家庭学習は「伴走型」がいい

特性がある子は、
1人では勉強が進まない
ことが多いです。

家庭では、

• 一緒に問題の順番を決める
• ワークを開くまでサポート
• できたら必ず褒める
• 時々ヒントを出すだけでOK
• 叱らない(逆効果)

という形で、伴走者スタイルが最適です。

ただ、これが「親の負担」の大きな原因の1つ。共働きだとちょっと大変ですよね。勉強できない子への対応ができる「家庭教師」を利用するのも、一つの手です。


■“できた”を増やすための教科別攻略ポイント

●国語

• 漢字・文法で得点を稼ぐ
• 読解は「書かれている通りに答える訓練」だけで。

●数学

• 計算問題はできるだけ、点数を取る
• ケアレスミスの対応も確実に
• 時間がかかっても、答えが出る方法だけを教える
• 文章問題は捨て問を作る

●英語

• アルファベットが書けなければ、まずはそこから
• 単語を覚えるなら、短文を覚える
• 教科書本文の音読が最強。ここまで行ければ問題ない

●理科

• 暗記系で点数を稼ぐ
• 教科書の音読を、毎日1回やらせるのもあり
• 図や動画で理解させる

●社会

• 用語カードで反復
• 物語として覚えさせる
• マンガを使って、物語を覚えさせる


■「この点数でも内申は大丈夫?」という不安について

境界知能の子は、
定期テストで平均点以下でも、
授業態度・提出物で内申はしっかり取れることが多いです。

内申はテストだけで決まりません。

• ワーク提出
• 授業態度
• 持ち物
• 宿題
• ノート
• 先生との関わり方

内申は努力で伸ばせる領域です。


■今までの基準が当てはまらなくてもOK

ここまでお話ししてきたことは、あくまで「一例」です。あなたのお子さんと同じとは限りません。IQ85でも、五教科合計100点の子供もいますし、IQ72でも、合計200点取ることもあります。

大切なのは、今までの「情報を持っておくこと」。これがあるから、お子さんの勉強に対して「対策」が取れるのです。


■まとめ:境界知能の子は“平均点を超えなくていい”。現実的な戦略が成功への近道

境界知能の中学生にとって、

IQが81~85の子供の目安は、180~250点
IQが76~80の目安は、140~200点
IQが70~75の目安は、100~150点

そして、

• 全教科まんべんなくではなく
• やる部分を絞り
• 長い時間ではなく短く分割し
• できる問題から確実に取る

という現実的な戦略が最も効果があります。

無理な目標を設定すると、
お子さんが「自分はできない」と感じてしまい、
やる気が大きく失われてしまいます。

大切なのは“成功体験を積ませること”です。

あなたのお子さんは、努力できる力をしっかり持っています。
あとは「合う学び方」を選ぶだけです。

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