【境界知能はどこで診断できる?】チェック方法・相談先・費用まで完全ガイド

境界知能(グレーゾーン)の特徴に心当たりがあり、
「もしかしてうちの子も…?」
「診断ってどこで受けるの?」

と悩む親御さんはとても多いです。

しかし、境界知能は、発達障害のように診断名ではないため、軽度知的障害(IQ69以下)に該当しない限り、病院でも“診断書”は出ないケースが大半です。

そこで本記事では、

• 境界知能の検査はどこで受けられる?
• 小学生〜高校生での相談先
• 検査の流れ
• 料金
• いつ受けるべきか

などを、できるだけわかりやすくまとめました。

「境界知能」という言葉は、学校生活や日常の中で困りごとが見えやすい状態を指すために使っています。
「グレーゾーン」は、そうした状態を含めて、白黒では分けきれない状況全体を表す言葉です。


◆ 境界知能(グレーゾーン)の検査はどこで受けられる?

⓪ 知能検査はWISC/WAISの2つがある

知能検査はWISCとWAISの2つがあります。大きな違いは受けられる年齢です。

WISC 5歳から16歳
WAIS 16歳以降

あまり難しく考えなくても問題ありません。
そして、境界知能の検査は下の5つで受けられます。


① 児童相談所(もっとも現実的)

✔ 無料
✔ 全国どこでも
✔ 予約は必要
✔ 心理士がWISC-IV/WISC-Vを実施

児童相談所は、IQの検査を多く扱っており、全国で最も受けやすい機関です。
ただし、地域によっては数ヶ月待ち になることもあります。

私の子供も、2人とも児童相談所で受けました。確か、その当時で1か月ほど待った気がします。


② 発達外来(小児科)

✔ 医師が発達全般を診る
✔ 病院によってWISCが可能
✔ 軽度知的障害の診断が必要な場合はここ

ただし、病院によってWISC検査を実施しない場所もあります。
予約の時に
「WISC検査は可能ですか?」
と必ず確認するのがコツ。


③ 精神科・心療内科(思春期〜大人向け)

中学生〜大人ならこちら

• 集中力の問題
• 不登校
• 自尊心の低下
• 二次障害(うつ・不安)

などの相談がしやすい機関です。


④ 教育センター(自治体)

市町村・県の教育委員会が運営している機関で、

✔ 無料
✔ 詳しい発達検査が得意
✔ 学習・学校生活の相談に強い

境界知能の可能性が高い場合でも、学校との連携をとりやすい場所です。
児童相談所より予約が早く取れることが多いです。


⑤ 民間の心理士(有料/最短で受けられる)

✔ 料金:2〜5万円前後
✔ 待ち時間が少ない
✔ 詳しいレポートをくれるところが多い


「とにかく早く検査を受けたい」
という場合は選択肢に入ります。
ただし、学校が提出物として認めるかは自治体によります。


◆ 検査はどうやって進む?

知能を4つの領域に分けて評価する検査 です。


① 保護者聞き取り(約30分)

• 妊娠〜幼児期の発達
• 小学校でのつまずき
• 行動面での不安
• 勉強の様子

などを聞かれます。
親御さんの不安も相談できます。


② 子どもの検査(60〜90分)

内容は以下のようなもの

• 言葉での理解
• パズル問題
• 記憶
• 情報処理スピード
• 推理問題

ゲームのような雰囲気なので、子どもが楽しめることもあります。


③ 結果説明(約60分)

IQだけでなく、各領域の強み・弱みが詳しく示されます。

• 言語理解:弱い
• ワーキングメモリ:かなり弱い
• 処理速度:普通
• 知覚推理:やや弱い

「境界知能(70〜85)に入るか」がここでわかります。


◆ 費用はいくら?

では、費用をまとめてみました。

機関費用特徴
児童相談所無料最も現実的/待ち時間あり
発達外来保険適用も一部あり病院により異なる
教育センター 無料学校との連携あり
民間心理士2〜5万円最短で受けられる


◆ “いつ”受けるべき?

以下のような場合、早めの検査をおすすめします。

✔ 小学3年で勉強につまずき始めた
✔ 文章題・抽象的な科目が極端に苦手
✔ 頑張っても成績が上がらない
✔ 会話・理解のテンポが遅い
✔ 友達関係で誤解が多い
✔ 中学進学を前に、支援が必要か迷っている

特に、小学校2年~3年、中学入学前(小6)は、一度検査するメリットが大きいです。


◆ “受けるべきではない”タイミング

✔ 子どもが極度に不安
✔ 人間関係のトラブル直後
✔ 体調が不安定な時期

こういった時は、結果が正確に出づらいため避けたほうが無難です。

知能指数は、体調によっても、違う数字が出てしまう。だからこそ、安定している体調の時に受けて、本当のわが子の数値を知りたいですよね。


◆ 保護者の心構え:結果は“取扱説明書”

境界知能の検査結果は、子どもに貼られるラベルではありません。
「この子はこういう特性があるから、こう育てたほうが、子供にとって幸せな道を歩める」という“取扱説明書”のようなものです。

むしろ早く知ることで、

• 勉強の方法が変わる
• 学校との連携がスムーズになる
• 進路が適切に選べる
• 二次障害が減る
• 親自身も安心ができる

など、メリットのほうが圧倒的に大きいです。

私は子供が境界知能と知ったとき、ショックと同時にある意味、安心もしました。わが子の努力が悪いわけではないと。ホッとしたのが正直な感想です。

◆ まとめ:境界知能の検査は“子どもとあなたの未来を守る第一歩”

境界知能は、努力不足でも育て方の問題でもありません。脳の情報処理の特性が、学習や生活の困難につながっているだけ。

だからこそ、早めの理解が、子どもにとって最大の支え になります。
「もっと早く知っていれば…」
という後悔がないように、ぜひ一度検討してみてください。

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