境界知能やグレーゾーンの子どもを育てていると、
ふとした瞬間に、
こんな気持ちになることがあります。
「なんで私ばかりなんだろう」
「私しか動いていない気がする」
「もう疲れた」
本当は子どものために頑張りたい。
でも、
頑張れば頑張るほど苦しくなる。
そんな状態になることがあります。
この記事では、
親だけが頑張っているように感じる理由と、
その苦しさとどう向き合えばよいのかを整理していきます。
頑張っている親ほど苦しくなりやすい
最初にお伝えしたいことがあります。
「親だけが頑張っている」
と感じる人ほど、
実際によく頑張っています。
学校との連絡。
宿題のサポート。
進路の情報収集。
支援機関とのやり取り。
日常生活のフォロー。
誰かが見ていなくても、
たくさんのことを考えています。
だから疲れるのです。
見えない仕事が多すぎる
境界知能の子育てには、
見えない仕事がたくさんあります。
・先生へどう伝えるか考える
・子どもの様子を観察する
・進路情報を調べる
・将来を心配する
・支援方法を探す
こうしたことは、
外からは見えません。
家事のように形にも残りません。
だから、
周囲から理解されにくいのです。
「誰も分かってくれない」が孤独を生む
親が苦しくなる理由は、
仕事量だけではありません。
理解されないことも、その1つ。
「そんなに大変なの?」
「考えすぎじゃない?」
「そのうち何とかなるよ」
悪気がない言葉でも、
深く傷つくことがあります。
なぜなら、
親自身は毎日向き合っているからです。
子どものことを考えない時間がなくなる
気づけば、
一日の大半を子どものことに使っています。
学校。
勉強。
友達関係。
進路。
将来。
頭の中が、
常に子ども中心になります。
すると、
親自身の時間が消えていきます。
頑張り続けることは支援ではない
ここで大切なことがあります。
多くの親は、
頑張ることが支援だと思っています。
でも、
頑張り続けることと、
支援を続けることは違います。
頑張り続けると、
いつか限界が来ます。
支援を続けるためには、
回復する時間も必要です。
「私がやらなきゃ」の危険性
責任感の強い親ほど、
こう考えます。
「私がやらなきゃ」
「私しかいない」
「私が見ていないと」
でも、
この考え方は親を追い込みます。
そして、
少しずつ心の余裕を奪っていきます。
本当に全部親の役割なのか
一度考えてみてほしいことがあります。
今抱えていることは、
本当に全部親の役割でしょうか。
学校に任せられること。
支援機関に相談できること。
子ども自身が経験できること。
意外とあります。
全部親が抱える必要はありません。
「今日はできない日」があっていい
親は、
自分に厳しくなりがちです。
でも、
できない日があっていいのです。
・今日は宿題を見ない
・今日は早く寝る
・今日は考えない
そういう日があってもいい。
それで子どもの人生が決まるわけではありません。
親が元気でいることも支援の一つ
境界知能の子育てでは、
支援方法ばかりが注目されます。
でも、
実はとても大切なことがあります。
親が元気でいることです。
親が笑える。
親が休める。
親が立ち直れる。
それは、
子どもにとって大きな安心になります。
「もう疲れた」と思ったら
もし今、「もう疲れた」
と思っているなら、
それは弱さではありません。
限界が近いサインかもしれません。
そして、
そのサインに気づけたことは、
とても大切なことです。
限界まで我慢する必要はありません。
最後に
境界知能(グレーゾーン)の子育ては、
長距離走に似ています。
短期間だけ頑張ればいいものではありません。
だからこそ、
続けられる形が大切です。
もし今、
「親だけが頑張っている」
と感じているなら、
少し立ち止まってみてください。
その苦しさは、
あなたの頑張りが足りないからではありません。
むしろ、
頑張りすぎているからかもしれません。
